• 映像製作のプロジェクト会計=製作経理をサポートします

    映像作品の製作における「予算組み」「資金調達」「支払管理」「予実管理(シミュレーション)」等のプロジェクト会計業務を、一般に「製作経理」とよびます。プロデューサーが現場を切り盛りする上で、最も重要な「金銭」の部分を共有する重要なパートナーになります。

    製作経理の役割・位置付けについては以下をご覧ください。日本で一般的な「製作委員会方式」を例に企画開発から利益回収までの流れを図にしています。

     

    1.映像作品の大作化に伴う製作経理プロフェッショナルの必要性

    日本ではこれまで「製作経理」は、 映像制作工程において大量に発生する仮払いや清算、振込手続きなどの経理業務を担当する「製作デスクの経理アシスタント」という位置づけでした。しかし近年は映像作品の大作化に伴い予算規模が大きくなってきたことから、企画開発段階から予算作成、資金調達のための資料作成をサポートし、日々資金を管理して起こりうるあらゆる事態を早い段階で察知し、適切な対応がとれる製作経理のプロフェッショナルが求められています。

    2.プロジェクト会計のノウハウと調整に対応

    映像作品が大作化し製作期間が長期化すると、製作経理は高層ビルの建築や大規模システムの開発のような「プロジェクト会計」のノウハウと調整が必要になります。「完成基準」が採用されるとプロジェクト進行中は財務会計上のPL科目(費用・利益)は何も発生せず、作品の完成・検収時に全体の売上と費用が立って終わります。映像製作にかかわるスタッフの給料等は完成基準では、BS科目の「仕掛品」として積み上がっていきます。しかし、映像製作には複数の会社が参加し複数年にわたる作品もありますから、契約によっては「進行基準」での経理処理も必要になります。欧米・アジアの資本参加による映像製作の増加に伴い、各々の国の会計基準に沿った処理も必要になります。このように製作経理には、映像製作の「プロジェクト会計」を担う、より重要な役割が期待されるようになってきています。